介護保険制度は心強い
自分の老後や家族を介護することになったときに支援が受けられる心強い存在です。
介護保険制度における介護給付サービスは、
地域の人が安心して現状の生活を続けていけるように様々なサービスが整備されています。
近年は、デイサービスといった通所サービスや訪問看護ステーションが急増し、
生活者の身近な存在になってきている事と思います。
このようなサービスのお蔭で介護者の負担は半減とまではいかないまでも、
相当楽になっていることは確かです。
一方、介護を受ける側の人にとってはどうでしょうか?
介護を受けている人は、果たして介護サービスの充実を望んでいるのでしょうか?
恐らく多くの方は介護が必要でない状態に戻りたいというのが本心ではないでしょうか。
それを解決するのに有効なのが、リハビリテーション(以下、リハビリ)というサービスです。
では引き続き、介護保険内で実施されているリハビリの現状について説明していきます。
介護保険制度におけるリハビリの現状
残念ながら、介護保険内のリハビリサービスは残念ながら十分とは言えません。
グラフは介護保険給付費実態調査に対して介護事業所が提出したアンケート結果です。
全体の8割以上の事業者が、要介護状態の利用者を自立した社会参加ができる状態へと導けていないということがわかっています。
このような結果を受けて、国は介護報酬を下げるという対応をとっているわけです。
政府は、高齢化社会への対応に苦戦しているため、
国民の要介護度を改善し、社会保障負担を下げたいと考えています。
政府の方針に一致するなら補助が出るし、反するなら補助が出ない。
つまり、効果のないところにお金は出さないということです。
私は、病院や介護施設、訪問看護ステーションで働いてきた経験があります。
擁護するつもりはありませんが、時間制限やマンパワーの問題を考慮すると質の担保が難しいのはある意味仕方ない部分も確かにあるのです。
現場の声からも、身体の能力改善の面では満足感は十分でないことが伺えます。
また、医療機関、介護保険内サービス、就労支援サービスは、
元来途切れなく繋がっており、要介護状態から自立状態へとスムーズに支援していけるよう仕組み化されていましたが、このシステムも老朽化し現状に耐え切れないでいると言えます。例えば、入院期間の短縮、マンパワー不足によるサービス提供量の不足が挙げられます。
そういった現状に対して、介護保険外サービスが注目され始めています。
特に介護保険外のリハビリサービスは、身体の改善を求める方にとっての心強い新たな選択肢です。
保険外リハビリサービスの具体的なメリットはこのような部分です。
リハビリの質については、施術の腕一本で経営しているセラピストがほとんどです。
技術は自ずと高まってきますし、
一般化されていないけど結果の出せる独自の方法を持っているサービス提供者ばかりです。
結果を追い求めていくうちに、自然とお客様の社会参加を支援できたときの喜びは言葉では表せません。
恐縮ではありますが、一緒に頑張ってきた仲間という気持ちになります。
アストロでは、保険外の訪問リハビリサービスという立場で、お客様のご要望に最大限応えていきたいと思います。
保険外リハビリサービスは医師からも注目されている
220人の医師が回答
◆現在の保険制度「社会復帰を目指す脳卒中患者さんのリハビリをカバーできていない」48.2%
◆復職のための実践的なリハビリテーション「不足している」69.5%
◆脳梗塞・脳出血などの後遺症の改善を専門とした保険外リハビリ施設
「存在意義を感じる」72.3%、「主要なリハビリ先の1つとして紹介したい」10.0%、「オプションの1つとして紹介したい」45.9%